4:電動ウォンバット ◆Eh2pKYcJqE[saga]
2013/06/26(水) 00:53:55.66 ID:8ZZVLkYOP
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
洗顔を終えて、すっきりとした表情で女王が戻ってくると、制服へと着替える手伝いをする。
女王が脱いだ服を受け取り、たたむ。
目の前には下着姿になった女王がいる。
その姿を見ると、いつものように、思考の底辺をドロリとした欲望が這いずりはじめる。
しかし、このようなことで動揺する段階は、とうの昔に過ぎ去った。
クローゼットから女王の制服を取り出し、女王へと手渡す。
制服から漂う芳香が、欲望のエサになるのがわかる。
そしていつものように、女王が私に見せつけるように、扇情的な動きで制服を身にまとっていく。
私はいつもどおり、その様子を舐めるように、ねぶるように見つめる。
着替え終わった女王は、ドレッサーに腰掛ける。
私は女王の背後に立ち、後ろから女王のお御髪の手入れをする。
鏡越しに見る女王の表情は、いつもどおり。
すべての支度を終えてから、朝食へと向かうため部屋を出る。
扉を開け、女王が外へ出てから、私も外へ出て扉を閉める。
閉める時に、いつも目にするはずのベッドが視線にとまった。
女王と私。
ルームメイト。
二つ並んだ同じベッド。
ふと、一年以上前――私と女王が出会った頃のことを思い出した。
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