33: ◆QrqfDj1rSA[sage]
2013/06/29(土) 04:53:36.70 ID:uObLqVpc0
 真奥「・・・ん? あ、ちょっとすみません電話みたいで」 
  
 ヴァンプ「いえいえ、お気になさらず!」 
  
 真奥「すみません、じゃあ失礼して・・・」ピッ 
  
  
  
 恵美「・・・はっ!」 
  
 漆原「あ、気付いた」 
  
 恵美「ま、マッサージはお風呂上りにしましょう!?」 
  
 漆腹「お前なに言ってんの?」 
  
 恵美「え!? あ、な、なんでもないわようっさいわねこのニート!」 
  
 漆原「声かけただけでひどくない?」 
  
  
  
 真奥「分かりました、じゃあ日曜の朝7時に公園ですね。なんか雨降りそうだけど大丈夫かなー。あ、はい、じゃあよろしくお願いします」ピッ 
  
 芦屋「渡辺さんですか?」 
  
 真奥「ああ、清掃ボランティアの件でちょっと」 
  
 ヴァンプ「真奥さんもやっておられるんですね!」 
  
 真奥「ヴァンプさんも?」 
  
 ヴァンプ「ええ、地域の皆さんとの交流は組織にとっても大事なことですから」 
  
 真奥「そうですか・・・そうですよね。そうか、俺はそういうとこに気が回らなかったからエンテ・イスラ征服に失敗したんだろうな・・・」 
  
  
  
 恵美「・・・地域清掃と世界征服って関係なくない? あんたたち世界を混沌の渦に陥れる悪魔と秘密結社なんでしょ?」 
  
 真奥「それはそれ」 
  
 ヴァンプ「これはこれ!ですから」 
  
 真奥「今は魔翌力も失って、この世界の国家権力に守られてる立場なんだぞ俺たちは。多少なりとも恩返しするのは当然じゃないか」 
  
 ヴァンプ「町内会の行事なんかに積極的に参加して、地元の方々と意見交換するのも立派な世界征服だと思います」 
  
 真奥「七夕のときの笹飾りみたいなこともあるし、人脈を作っといて損はないだろ」 
  
 ヴァンプ「どんな大きな野望も最初の一歩は地味なものなんです。それでも確実に、一歩一歩、必ずやり遂げるって姿勢が必要だと私、常々感じてるんです」 
  
 芦屋「立派なお考えだと思います。ああ・・・我らが魔王軍と同じ志を持つ組織がこの世界にも存在したとは。この芦屋、感動に涙を禁じえません・・・!」 
  
 真奥「泣くな芦屋! 涙はエンテ・イスラに帰還したときまで取っておくんだ! ほら、俺のようかんも食え!」 
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