過去ログ - 上条「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
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58: ◆hpOs4el2EFNo[saga]
2013/07/02(火) 02:10:41.09 ID:61B2IpKD0



上条「桐乃?おい大丈夫か!?」

桐乃「………あ………ッツ!!?」


目に光が戻り、ようやく正気に戻ったかと安心したのもつかの間。
桐乃はあろう事か地面に倒れている上条をさらに突き飛ばすようにして距離を取った。



上条「お、おい桐」


テキパキと、上条が声を掛ける暇すらないほど勢い良く桐乃は倒れこんだ時の衝撃で地面へ散らばったポーチバッグの中身を回収していく。
全て回収し終わったのか、桐乃は上条の方を向いて「………どうも」と初めて義妹として会った時と同じ言動(社交辞令にも見える)をすると、さっさと学校へと行ってしまった。



上条「………嫌われてんのかねぇ」


ボリボリと頭をかきながら呟いてみる。
よくよく考えてみれば近頃の女子中学生は好きな男の子以外の男子との接触を極端に嫌う節があるというし、あの状況ではそれ以外手が無かったとは言え、彼女を抱きしめるようにしてしまったのも事実。嫌がられて当然なのかもしれなかった。


上条「まったく、母さんの「なるべく面倒見てあげてね」って約束もほとんど守れてねーよなぁ………」


さて、俺もそろそろ学校へ行かなくては本格的に遅刻になってしまう。と上条はゆっくりと重い腰を上げようとして………





グニッ、という感触と共に、何かを尻で踏んづけている事に気がついた。






それは、白いケースだった。
DVDビデオとかが入っているそれなのだが、問題はパッケージ表面のイラストとタイトルで………













上条「ほしくずういっちメルル………???」














この時、上条当麻は知らなかった。
このDVDを放置しなかった結果。今までの人生でトップレベルのとんでもない不幸に巻き込まれるのだという事に。




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