過去ログ - 上条「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
1- 20
66: ◆hpOs4el2EFNo[saga]
2013/07/03(水) 00:32:29.48 ID:9i8zw0MM0



やっぱり青ピだよな。こういうのはあいつに聞くのが一番だ。


携帯を手に取り青髪ピアスに連絡を入れ事情を説明(メルルのDVDを拾った事は伏せて)する。
するとどうだろう。青ピの野郎、まるで水を得た魚のように『星屑☆うぃっち メルル』の事を語りだしたではないか。その一部分が


青髪『星屑☆うぃっち メルル』いうんは毎週○曜午後△時に放送されてる魔法少女アニメでな?あ、今二期まで放送されてるんやけど、これがまた魔法少女会の常識を覆す代物でさぁ!主人公の赤星めるちゃんっちゅー小学四年の女の子がこめっとくんいうウサギみたいなマスコットキャラの力を借りて魔法少女になって魔星物と戦うっちゅう、まぁここまでは在り来たりなんやけど、展開やストーリーがもうハチャメチャで、で、ハチャメチャな割にはキチンと成立してるんよ!!主人公の友達が怪物によって操られた時は操ってる怪物ごとぶっ飛ばしたり、アメーバみたいな魔星物が都市を覆ったときは全壊魔法で都市一つ壊滅させたり………第一期の最終回なんかもう神作画すぎて僕なんかもうテレビの前でマジ泣き!これに対抗できる魔法少女アニメなんて早々無いと思うは、せいぜい『超機動少女カナミン』くらいちゃう?あれはメルルとは違って王道中の王道を貫いたシリアスもので………』


色々と耐えかねて途中で携帯を切った。このままでは何時間青髪のオタク話に付き合わされるか分かったものではない。



上条(要するにやっぱ魔法少女アニメなのね………)


しかし誰がこんなものを………と、思考しながらパカッ、とDVDケースを開けた上条を


上条「ぶぶっ!!?」

更なる衝撃が襲った。




上条が「なんとなく」と言う感覚に駆られながらもメルルのDVDを学校へと持って来れたのは、見られた所でこのクラスの連中じゃ大したダメージは無いだろうと言う打算と、そもそも自分のではないという第三者的感覚があったからだ。
もし先生に見つかって没収されたところで損は無いし、そもそも上条はこういう魔法少女ものなど興味が無い。

そのため、「なんとなく」と言うひどく曖昧な感情に従う事ができたのだが………


これは違う。こんな物が入っていたと知っていれば上条はこのDVDを学校へ持ってくるなどという暴挙はしなかった。


DNDケースに入っていたのはメルルのDVDではなく『妹と恋しよっ!』と言うタイトルが書かれたゲームのソフトだった。
で、問題はそのDVDソフトの表面に『R―18』という、とんでもない文字が書かれていたことだ



上条(これはまさかっ………DVDシャッフル!!?いや俺も良くやっちまうけど、なんでアニメのDVDの中に18禁のパソコンゲームソフトが入って――――――――!?)

小萌「はーい、上条ちゃん。まだ残って………なにしてるんです?お腹押さえて床に倒れこんだりして。具合でも悪いんです?」

上条「べ、別に何にもありませんのことよ〜。あ〜、もうこんな時間か〜。上条さんはそろそろ帰宅させていただきますですさよならまたあした〜」

半分以上棒読みになりながら上条はDVDケースを腹に抱えたままひったくるように鞄回収して猛スピードで教室から逃げる。
やばい、本当にやばい。アニメのDVDならともかく、こんなソフトを持っている所を教師に目撃などされたら社会的に死ぬ。間違いなく死ぬ。


やっぱりこんなもの持ってくるんじゃなかったか!?不幸だー!!



上条が学校内から脱出するまで、およそ百二十秒。





これから上条が向かう先は………↓2


@今朝の事故現場
A自室
Bネカフェ






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
73Res/41.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice