36:第17巻[saga]
2013/07/02(火) 20:48:52.08 ID:UZBgV6KDO
〜フォークストン〜
第二王女キャーリサと、騎士団長率いる騎士派の手により、インデックスは捕われた
しかし、同じく同行していた第三王女ヴィリアンは、彼女の使用人の助けにより、馬車を走らせ逃走した
騎士団長「方角を鑑みるに、どうやら山を迂回するため、ドーバーを経由してカンタベリーを目指してるようです」
キャーリサ「なるほど。あそこにはイギリス清教の表向きの総本山があったはずだし。清教派の拠点へと駆け込む事にしたのか」
キャーリサは小さく笑い
キャーリサ「……行くぞ。無能な妹に付き合ってる暇もないし。さっさと殺して、新体制の盤石を固めるし」
だが、騎士団長は答えなかった
キャーリサ「……どーした?」
騎士団長「……敵襲です」
キャーリサは周囲を見回すが、それらしい機影はない
騎士団長「こちらを」スッ
第二王女が馬上から右手を差し出すと、騎士団長は双眼鏡を軽く投げた
キャーリサ「…?あれは、幻想殺しの少年」
双眼鏡から目を離し、キャーリサは笑う
騎士団長「落としましょう」チャキ
キャーリサ「遅い。もーくる」
ボッ!! という爆風が暗い森を叩いた
地面スレスレを高速移動する神浄の体は弾丸のように『騎士派』の一団の真横を突き抜け…上空へ旋回
そして、容赦なく騎士派の真ん中へ目掛け着弾した
突然の襲撃者に周囲の騎士達は慌てて剣を抜くが、その中心に立つ者は気にせず、キャーリサを睨みつける
神浄「……よう」
視線を受けたキャーリサは静かに言う
キャーリサ「……化け物め」
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