87:第19巻[saga]
2013/07/11(木) 18:10:40.28 ID:N+Gq1IhDO
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一方「迎電陽子…フラフープ世界大会のタイトルを総なめにした天才だ。あまりの強さに、ついた異名が『ソニックフープの陽子』だったが…、フラフープって体の負担がパネェンだろォな。練習中に腸が捩れちまって、陽子はこの世を去った」
迎電部隊「……」
一方「オマエはその、生ける伝説であり母の形見でもあるフラフープを捨てようとしたンだ。コイツが切れンのは当たり前だろォが」
たかし「そう、だったんだ。……これお母さんのフラフープだったんだ」
一方通行は掴んでいた、たかしの腕を離すと、迎電部隊の方へ軽く背中を押した
一方「……」
迎電部隊「……たかし」
たかし「おじさん、大嫌いなんて言ってごめんなさい。またフラフープ教えてくれる? ぼく、母さんのように上手くなりたいんだ」
迎電部隊「!! ああ…ああ、当たり前だろ。お…おじさんが必ず陽子のように…上手に…ぐぅ…」
たかし「えっ!? お、おじさん。どうして泣いてるの?」
一方「ハァ……ったく。後は勝手にやってろ」
迎電部隊「グス…うおおぉおン!うおおぉおン!!」
たかし「も〜、おじさんぼくが悪かったから泣き止んでってば」
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