過去ログ - 上条「俺は、美琴が好きなんだ」フィアンマ「……」
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36: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/30(日) 22:11:51.26 ID:XcxA+T7q0

それに気がついてから、必死に勉強した。
その手紙を読めたのは、届いてから実に一ヶ月後のこと。
内容はいたって普通のものだった。
挨拶に、世間話に、それから。

『助けに来るの、待ってる』

そんな言葉。

あの日、振り絞った言葉は届いていた。
学びたての点字で、返事を書いた。

手紙を出して一週間後には、返事が来た。
内容は、やっぱり閉じ込められたままなのだと悟れるような寂しいものばかり。
やりとりをしている内に、中学に上がり、そして高校に上がった。
必死に勉強をした。入った高校はお世辞にも頭が良いとは言えない高校。
それでも勉強をする理由は簡単だ。留学するため、その一言に尽きる。



今度こそ、彼女を連れ出してみせる。


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