過去ログ - 上条「俺は、美琴が好きなんだ」フィアンマ「……」
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53: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/07/01(月) 20:22:50.72 ID:DBVz+oCo0

そして、今日。
上条当麻は、学園都市のとある病院へとやって来た。
手術が終わり、短期入院を終えたフィアンマを迎えに来る為だった。
何の手術かといえば、見えぬ目を見えるようにするためのそれである。
彼女を救うために良くも悪くも様々な知識を手に入れた上条によって、彼女のIDは既に用意されている。
勉強の傍ら、"バイトで貯めた"お金もこの手術で使い切ってしまったが、後悔はない。
幼い頃から、ずっと想っていたのだから。彼女を救おうと。救わねばならないと。
だって彼女は、自分を救ってくれたのだから。笑いかけてくれたのだから。

「…何か緊張するな」

病室の前で、上条はそわそわとする。
入る勇気が出てこないのである。
しかし、いつまでもここで立ち往生する訳にもいかない。

「……よし」

気合を入れて、中に入る。
ドアを開けた向こう、彼女がたっていた。
窓の外を見つめているようだった。

「フィアンマ」
「ん、」

振り返る。
彼女の瞳には、生気が宿っていた。

口元には笑みが浮かんでいる。


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