過去ログ - 上条「俺は、美琴が好きなんだ」フィアンマ「……」
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946: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/08/05(月) 21:57:20.64 ID:aHPkyzUW0


フィアンマとオッレルスは、イタリアの一住居に居た。
元は貴族のお屋敷か何かだったのか、存外広い。

「……ここは、元の俺の家だよ」

彼はつまらなそうに言った。
勧められ、フィアンマはソファーへと座る。
ふかふかのソファーはとても質の良いものだった。

「俺の兄、……長男へ譲られたんだ。 
 資金を回す頭がなかったんだろう、すぐに売りに出された上、一家心中だけどね」

テレビの類はない。
照明器具は全て間接照明だった。
柔らかな灯りが、室内を照らしている。
カーテンは閉めっぱなしだったが、掃除はしてあるらしい。
ホコリっぽい感じはしなかったが、落ち着きもしなかった。

「……約束を、覚えていないか?」
「……すまないが、思い出せん」
「そうか」

オッレルスは黒い帽子をテーブルへ置き。
彼女に近寄ると、指先で彼女の首筋をなぞった。

「俺のものになるという約束は、覚えていない、か」



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