過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/07/11(木) 20:58:58.43 ID:m/mZVw790

「てめぇか……」

腹の底から煮詰まった感情を絞りだすように、俺は言葉を吐いていた。

「てめぇが……ミケを殺ったヤツか」

ミケ・ザガリアス。
エルヴィンのもっとも古き部下で、戦闘能力は俺に次いで高かった仲間だ。
所在不明のまま10日間が過ぎ、戦死者扱いとされていたが、疑問に思ったのはたかが巨人9体の足止めで死ぬような柔なヤツでは無かった。
しかし……この獣の巨人が関わったせいで、死んだのだろう。

「……納得した。手間が省けたぞ」

「……やっぱしゃべれるんじゃん。よかったけど、少しムカつくな」

「……そりゃあ良かった。俺も腸が煮えくり返りそうでな」

自制しろ。抑制しろ。
あのクソガキに説教をしたのはどこのどいつだ。敵なら後で取れる。今は少しでも……まだ生き残ってるヤツらの為に、情報を収集することだ。
目の前のクソもすぐに攻撃を仕掛けてくる気配はないのだから。

「オイ」

「……ワタシですか?」

「てめぇ以外に誰がいる。質問するから応えろ。俺もてめぇの質問に答えてやるからよ」

「それはいい。ワタシも聞きたい事があったのです」

利害の一致。
やはりこいつらは知性がある。何が目的なのか。人類が壁の外を望むのを禁忌扱いした王政は、これを忌避していたのかもしれない。
少しでも情報を持ち帰りたい。……エルヴィン達の為に。



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