過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/07/11(木) 21:03:39.55 ID:m/mZVw790

「そうですね。……それでも、念のために聞いておこうかな、我々の探し物について」

探し物……?相変わらず情報が部分的にしか拾えない。しかし構わなかった。
今は些細な事一つすら逃がさず集めるところだ。

「アナタにおたずねしますが」

「……」

「――――を知っていますか?」

……あ?こいつは今、なんと発言した?
言葉の前半部分が聞き取れなかった。いや聞こえてはいたが、頭に馴染まないというべきか。

「だから――――ですが」

「…………」

同じだ。聴こえてはいる。音として聴覚では捉えてはいるのだ。
しかし理解できない。音の羅列が認識できない。まるで言語外の言葉だ。異国の歌を聴かされた気分だ。どうやった所で、
あのような異音を、己の口から発音できるとは思えなかった。

「やっぱり知らないか……」

目の前に二足歩行の獣は落胆している。見当違いだったと。
どうでもいい。勝手に落胆していろ。好きに失望しろ。そして……舐めていろ。

「その探し物はお前らにとって、そんなに重要な物なのか」

「知らないアナタには関係ないよね。やっぱり……壁のもっと奥までいかないとなのかな」

「それはいいな。てめぇは壁内の人間を巨人に変える事が出来るんだろう?だったら丁度いい。
 あの自分の腹を満たす事しかクソ豚共を巨人に変えてくれたら、俺も手間が省けるってもんだ」

いずれ削いでやりたいと、ずっと思っていたんだ。


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