過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/15(月) 21:46:22.60 ID:TMIUBM/d0

「……てめぇのそのご自慢の体毛、全部毟り取ってやる」

「諦めが悪いね」

「うるせぇな。その汚ねぇ毛を散髪してやるんだ。ありがたいサービスだと思えよクソ巨人――!」

馬鹿の一つ覚えか、もしくは愚直なまでの進撃か。
また宙を疾走し、敵のうなじ目掛けて刃を振るう。

「刈り取る」

コツは掴んだ。弾かれる直前に刃に力を叩き込み、更に刃を滑らせるように角度を調整する。
うなじ部分の体毛がそれで少し削げた。

「まだだ」

一撃では意味がない。馬鹿の一つ覚えだろうが、愚直だろうが、繰り返せ。
空中で停滞する一瞬の間に、アンカーを打ち込み、更にうなじを狙う。

「もっと」

二撃目。体毛を削ぐ。

「――もっと」

三撃目。微々たる量の体毛を刈り取る。

「もっと、もっと――」

加速する世界。重力を忘れたように宙を乱舞しながら双刀を振るう。
四撃、五撃、六撃!

「――もっと、もっとだ!!」

飛ぶ。跳ぶ。翔ぶ。
早く。速く。疾く。

――パキンッ。

硬質な音をたてて、双刀が粉々に砕け散る。関係ない。宙で予備の刀を装着し、抜刀斬りの要領で叩き付ける。
九撃、一〇撃、十一撃!


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