過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/18(日) 22:10:09.01 ID:eFwyLQUp0

一々、面白い反応をするミカサを尻目に、喉を水分で潤す。
ひり付く喉の痛みが消えていき、鉛に犯されていた身体が軽くなる。これで最低限の動きは可能だろう。
例えば刃で斬りかかられても、避けれるぐらいには。
だから、そろそろ本題に入ろう。

「質問する。答えろ」

「何ですか……?」

「あれから……何日が経過した」

獣の巨人との戦闘で、俺が気を失ってから。筋肉の衰え具合から、1日や2日で効かない筈だ。

「4日。今日で5日目です。今の時刻は昼を過ぎています」

どこかイヤそうにしながらも素直に答えてくるミカサ。だが俺は気付いている。どこか緊張している事に。

「そうか。疑問なんだが、お前はどうしてそんな姿なんだ。看病をするには、随分と重装備だな」

「それは……」

立体機動装置を着装したままのミカサは、言葉尻を濁す。

「質問を変える。俺の看病係りは、てめぇ以外に誰が担当していた」

「ハンジ分隊長と……暇な時はエルヴィン団長が。他には……」

ハンジとエルヴィンはもとより、他の面子も知っているヤツらだった。ミカサを含め合計で6人。
人選の共通点は……どいつもこいつも戦闘能力が高く、大事なものを躊躇い無く切り捨てる、人間性をも捨て去る事が可能なヤツらだ。
やはり……緊張の原因は予測通りか。あまり歓迎するべき内容では無いが、致し方ない事情でもある。新兵であるミカサを責めるのはお門違いだろう。


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