過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/18(日) 22:22:53.53 ID:eFwyLQUp0

「おい、ミカサ」

「……はい」

「お前、面倒臭ぇ」

「へ……?」

何だその面は。奇行種だったと思えば、クソメガネだったみてぇな阿呆面しやがって。面白れぇな。
やはり反応が一々、新鮮だ。こういうバカは、とことんバカ扱いぐらいが丁度いい。
それぐらいの役得が無いと、あまりの面倒臭さに匙を投げてしまいそうにもなる。

「別に俺は誰も責めちゃいねぇよ。むしろ当然だろうが」

そうだ。
これは当然の措置でしかない。俺でもそうするだろう。突然、人間が巨人になってしまう危険性があるのだから。

「そもそもお前が異常なんだ。いくら親しい合い柄だろうが、身の内に化物を飼ってるかもしれねぇヤツを普通に扱うってのがな」

「……でも私は」

「言い訳はするな。お前がエレンを化物扱いはしなかったのが、俺は化物になるかもしれないという危険性を理解して、そういう立場に回った。
 それは間違いじゃない。正解だ。だからお前がするのは悔やんだりする事じゃない」

大人になれよ、クソガキ。
何時までもガキのままでいられるほど、世間は甘くねぇんだ。

「納得して、理解しろ。お前にとってエレンは化物じゃなくても、他のヤツらからしてみたら立派な化物なんだってな。
 お前が俺に対して、そういう立場になったように。感情や理性では割り切れねぇモノがあるって事を。
 じゃねぇと……お前はこれから先も、同じような失敗を繰り返すだけだ」

「兵長は……辛くないんですか?」

「辛いか、辛くないかじゃねぇ。必要か、不必要かだ。お前もエレンもこの程度の扱いで思い詰めすぎだ」

「私なら……我慢できない。悲しくなる」

「そうか。だったら……良い対処法を教えてやる」


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