過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/18(日) 23:15:25.09 ID:eFwyLQUp0

「……」

「……」

「……」

飽きもせずに無言のまま、石碑を眺めている。それは俺を挟むようにして座る、エルヴィンもハンジも同じだ。
何をしに来たのか。何を考えていやがるのか。
悟らせない二人の無表情。それに問いかけや、思考を費やす必要性など皆無だった。
どうせ。
理由など己と似たようなモノだ。
俺達は弱い。弱いから……こうして此処に集まった。それだけ分かっていたら、十分だ。
身動ぎもせず、黙々と時が刻む中で。
漸く満足したのか、エルヴィンがゆっくりと口を開く。低い声音だった。

「……二人とも。答えは見つかったかい」

二人。俺とハンジ。両者に問いかけてくる。
それに、

「お前はどうなんだ」

「まったくだね」

捻くれている俺とハンジは、素直に問いを答えず、問いを返す。

「ふむ……。私のやるべき事は変わらない。これまでも、これからもだ」

模範解答のようだが、その実は壮絶な覚悟を潜めた答えだ。
ヤツはこう言っているのだ。
必要な時が来たら、お前達の命を切り捨てようと。これまでしてきた通りに。これからも手を血で真っ赤に染めると。
それは……実に良い答えだった。


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