過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/04(木) 23:19:28.84 ID:WAE4H0TD0

「……俺は助けようとした。だが助けられなかった」

どうして俺はこんな風な事を喋っているのだろうか。
自分で自分が理解できない。
仲間なんて思ってはいなかった。偶々、一緒の班に割り振りされただけの人員。それも嫌悪感を向けられていたようなヤツらだ。
そもそも……友や仲間などという絆をこれまで実感した事もない。
何も持っていない俺なのに。

「……何でもねぇ。忘れろ」

何が言いたいのか分からなくなった俺は、自分から話を吹っかけておいて強引に断ち切った。
らしくねぇ……背を向けてこの場を離れようとした時に、背中に衝撃と温もりがやってきた。

「何のつもりだ、てめぇ」

ハンジが背後から抱きついてきていた。意味が分からない。

「どういうつもりだ離れろ」

「……君って潔癖症だもんね」

「分かってんなら離せよ」

ただでさえ肌を合わせるのは苦手なのだ。それにいつも以上に自分達は汚い。気持ち悪い。
だがハンジが言ったのはそういう意味では無かったらしい。


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