過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/07/04(木) 23:52:16.69 ID:WAE4H0TD0
おそらく……俺は嬉しかったのだ。
これまでの人生で、このように誰かに認められたことなど皆無だったから。エルヴィンと初めて会った時も、微かに感じたような気もする。
俺は……誰かに必要されたり、認められたかったのだろうか?
「それに……リヴァイは一つ勘違いしてるよ」
「何がだ」
「君は仲間はいないって言ったけど、もう君には仲間がいるでしょう」
「お前らが俺を救援にきたのは、任務だったからだろう」
「違うよバーカー。そりゃ任務もあったけどさ」
抱きしめる力が強くなる。まるで手離さないとでもいうように。
「……リヴァイはもう私達の仲間だ。だから助けたんだよ」
「……」
「生きてて良かったよ。それだけで嬉しいもんさ……一人でも無事に生きれてる事が、私達は何よりも嬉しい」
「……仲間、か」
ああ。そうか。こいつは仲間だから助けにきたのか、と今更ながらに思う。
ハンジの身体は震えていた。
きっと……助けられず、そして無事に生きて戻れなかった仲間達の死を悲しんでいる。
そして俺が生きていて、一人でも無事なヤツがいて喜んでいる。
初めての感覚。
仲間、という絆をこいつは教えてくれた。
守り守られて、思い思われて、喜びも悲しみも分かち合える関係。
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