過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2013/07/01(月) 01:16:41.13 ID:r5hJvj550

「リヴァイ落ち着け。これは通過儀礼だ」

「……なんだそりゃあ」

苦々しく答えた俺に、エルヴィンは説明してきた。

「彼は分隊長のミケ・ザガリアス。そうやって初対面の人の匂いを嗅いでは……」

スンスンと俺の首元で鼻を鳴らす変人は、漸く満足したのか鼻をすっこめると、

「……フンッ」

見ていて苛立つ笑みを浮かべると、鼻で笑いやがった。

「……そうやって鼻で笑うクセがあるのだ」

「てめぇもされたのか……」

「……言っただろう、通過儀礼だと」

ああ。ここは変人の巣窟なんだと理解した。
大体、ただのゴロツキでしか無かった俺を拾うエルヴィンからして、変人なのだ。
上官が上官なら、部下も部下。人類の希望を背負うには、並大抵の精神ではいられないのかもしれない、と溜息をついた。
こいつらと比較されたら、確かに俺は。
乾いているし、冷めているに違いない。生死に関わるかは別として、それだけは納得できた。

「……はぁ」

「お疲れ気味だねぇ〜」

「……疲れるな、ってのが無茶な話だろうが」

俺がまた溜息を吐くと、ハンジを含めた周囲の奴らが微苦笑した。
先の紹介に比べて随分と友好的な態度だ。どういうことだ、と問うようにエルヴィンに視線を飛ばす。



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