過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2013/07/01(月) 01:30:47.71 ID:r5hJvj550

「……勝手な野郎だ」

ヤツに拾われてから、幾度と無く思った事を呟く。
だが拾われてからの一ヶ月の間に分かった事がある。エルヴィンは自分勝手だが、先の先を見ているヤツなのだと。
自分勝手な野郎ではあるが、あいつが語る人類の未来には惹かれる物があった。

そう。
何も持っていない俺も、その世界では何かを持ちえるんじゃないかと。

それが何かは分からなかったし、それはこれからゆっくりと考えていけばいい。俺が生きていれば、だが。
俺が黙ったまま内心で物思いに耽っていると、ナナバが声を発した。

「団長も行ってしまったし、このまま立っているのも疲れるだろう。聞きたい事もあれば、聞きたい事もあるはずだ。
 隣の部屋に椅子とテーブルがあるから、そこに行かないかい?」

「そうすっかー。新人くんの話に興味あるしな」

「私は賛成。立ったままじゃ、ゆっくり会話もできないしね」

「落ち着けるならなんだっていいさ」

ナナバとゲルガーに、リーネとヘニングが隣の個室へと入っていく。

「リヴァイもね」

「説明することは多いしな」

ハンジとミケがその後に続く。
俺も倣って、隣の個室へと入った。そこは小さい会議室のような場所で、円卓のような大き目のテーブルがある。
先に入った奴らは適当に腰を落ち着けると、俺も開いている椅子に腰を落ち着けた。




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