過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
1- 20
100: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/07/02(火) 03:43:35.36 ID:ycr+R0dAo



カースの大量発生現場へと向かった三人は、輸送ヘリの中から地上の様子を眺めていた。

椿「これは……なんというか、すごい光景ですね」

志保「かつてないカースの量ですよ……」

詩織「現地の能力者とも協力して鎮圧に動いてるらしいけど……我々が劣勢みたいね」

あちこちから爆音や銃声、カースの咆哮が聞こえてくる。
普段は人間の生活圏である都市部が、さながら戦場の様相を呈していた。


ヘリP「着いたぞ! あんたらの担当エリアはここだ!」

椿「送っていただいてどうも!」

三人は輸送ヘリから目標地点へと降りる。
到着した場所は空き地になっていて、簡易なバリケードと銃架、山積みになった弾薬箱等が配置されていた。
先遣隊が陣地を用意してくれていたらしい。

志保「ここで撤退命令が出るまで立て籠もれば良いわけですね!」

椿「民間人の避難誘導が完了すれば、装甲部隊を投入できるはずですから」

詩織「つまりは、それまでの時間稼ぎって事ね……」

志保「っ!! 一名様ご来店でーす!」

椿「早速来ましたね!」

詩織「ウサミン弾で粉々にしてやりましょう……」



その頃本部の指揮所では、展開している陸戦隊からの情報を受け、内勤の隊員らが忙しなく働いていた。

「全部隊、展開完了しました!」

司令「うむ……皆、なんとか持ちこたえてくれ」

「司令! 通信が入っています」

司令「繋いでくれ」

通信士が端末を操作すると、指揮所内のモニターに年配の男性の姿が映った。
着ている軍服の胸には勲章が煌めき、いかにも偉そうな風貌である。

『司令、首尾はどうか』

司令「はっ! 作戦区域には既に我が陸戦部隊が展開しております」

司令の態度から察するに、おそらくこの人物が極東方面軍総司令とやらなのだろう。

総司『何においてもまずは民間人の避難を完了させるのだ』

総司『その後、作戦を第二段階へと移行する』

司令「(第二段階……?)了解しました」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/587.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice