過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
1- 20
177: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/07/02(火) 21:55:20.08 ID:GZ1E7xQio
《シンニュウシャヲ ハッケン ハイジョシマス》

 警備ロボがワラワラと群がってくる。
 もう少しぐらい、完成の余韻に浸らせてくれたっていいじゃないか。

 私は左手の『ワード』を起動させて素早くコマンドを入力する。

「Ctrl……V! ペースト!」

 あらかじめコピーをとっておいた戦闘用のロボたちの弾幕が『ワード』の機能によって再現される。
 人間を排除するために放たれる凶悪な弾たちは、皮肉にもロボットを完全に破壊せしめるほどの威力を宿していた。

 強烈な弾幕を再現するのにはエネルギーを大量に消費してしまうのが欠点だけど、今はケチケチしていられる場合じゃない。

「それに……ここさえ、抜ければ終わるんだから……!」

 ペースト、ペースト、ペースト。的確に打ち抜く位置へと弾を再現するがだんだんデータが劣化しているのがわかる。
 警備ロボたちはあと2小隊ほど残っていて全滅させる余裕はない。

「それなら……Ctrl、F。ファインド!」

 ……隊長期を検索。該当あり。
 至近距離へ強烈なグレネードを一発ペースト。爆発させると、周りの機体の動きが目に見えて鈍る。

 後はまとめて大きなのをぶち込むだけ。
 ……どうやら一旦難を逃れることはできたみたいだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/587.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice