過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
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209: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/07/02(火) 22:55:57.36 ID:WkN5BQNwo
突如と聞こえてきた声に少女は身構えた。
そこにはやはり塩見周子が、倉庫の屋根の上に座っていた。
周子の近くにはピィが倒れている。
きっと巻き添えを食らわないように周子が移動させたのだろう。

少女「ピィさんは、大丈夫?」

周子「うん、ぐっすり眠ってるよ。それにしても意外だね。隠してきた秘密とかはもういいの?」

少女「ニェート、なんかどうでもよくなった気がします」

少女も自身の心境の変化に驚いてはいたが、もはやそれさえもどうでもよくなってきていた。

周子「全くたいしたもんだよ。攻撃性がより高い自然発生のカース、しかも凶暴な憤怒のカースを一人で倒しちゃうなんてさ」

少女「褒められるとは……スパシーバ?」

周子「うん。さて、これからどうするの?」

少女にとっての当面の問題はそれである。
周子に知られても黙ってもらえば問題なかったものの、これだけ派手に暴れてしまった後だ。
必ず足はつくだろう。

少女「……とりあえず、逃亡生活でしょう」

周子「そんなあなたにお知らせがありまーす」

周子は急に立ち上がり、傍らに倒れているピィを物色する。
そして何かを取り出したかと思うと少女に向かって投げた。
それを少女はキャッチする。

少女「これは……ピィさんの携帯電話?」

周子「そそ、しばらく待ってれば非通知でかかってくると思うからそれに出てみればわかるよ」

少女は怪訝な顔をするがおとなしく待つことにする。
そして1分くらいたった時に携帯電話は鳴り始めた。

少女はその非通知からの着信に出る

『祖国の部隊の隊員にビエーリコートという者は存在しない。以上』



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