過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
1- 20
392: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/07/05(金) 19:35:27.45 ID:uftpE7LTo
最上階にある展望レストランは星を持っているので、客層はかなり富裕層の人間が多い。
そこに人間の立ち振る舞いはきらびやかな場にそぐう様に気品にあふれていた。

しかし菜帆はそういった家の生まれではないので服装だけは整えてきたものの、やはり周囲から少し浮いていた。
そんな奇異の対象として見られていたので、菜帆は落ち着かない様子で店内を進んでいく。
そんな菜帆にこのレストランのウェイターであろう男が近づいて行った。

「海老原菜帆様でいらっしゃいますね」

菜帆は後ろから急に話しかけられたため少し驚いて体を震わせたが、ウェイターの方へと体を向ける。

「奥の個室まで案内します。大槻様がお待ちです」

そういってウェイターに先導されながら、レストランの関係者以外立ち入り禁止の場所へと入っていく。
そして案内された個室は、ネオトーキョーを一望できるような大きなガラス張りの窓の部屋になっていた。
電気がつけられていないが、いくつか置いてある燭台の火とネオトーキョーの光で十分な明るさを保っていた。

そんな部屋の中にあまりに場違いな少女が窓を背に座っていた。
この高級レストランにはあまりにもそぐわない流行りの服装で、ウェーブのかかった金髪には室内だというのに帽子をかぶっていた。
さらに目を引くのが口にくわえた大きなくるくるキャンディだろう。
当然このレストランのメニューではないので外から持ち込んだものなのだろうと予想ができた。

「ちぃーっす!待ってたよ♪」

菜帆はこの少女とは初対面だがまるで少女は知り合いにでも合うかのように挨拶をしてくる。
その挨拶にはベルゼブブが答えた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/587.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice