過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
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396: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/07/05(金) 19:39:37.41 ID:uftpE7LTo
唯「ぷはぁー。悪さをしなくても欲を満たせるベルちゃんとは違うからねー。でも本来悪魔なんだから欲に忠実に生きないとね☆」

ベル『みんななかなか思うようにすごせないんですね〜』

唯「悪魔なのに欲望を抑えられてる今がおかしいんだよ。まぁ捕まった二人を同情するわけでもないんだけど」

菜帆はこの間にも手は止めない。
メインディッシュである肉厚のステーキへとついに手を伸ばした。
国内産の最高級ビーフのステーキは付け合わせとのいろどりの中、宝石のように輝く。
ナイフとフォークを丁寧に用いて、一口大にカットした。
その際に湯気を未だに立てながら肉汁がミディアムレアに焼き上げられた軽いピンク色の断面からこぼれだした。

これを目の前にして我慢できるものがいようか。
菜帆は丁寧に、待ちきれないように、上品に口へと運ぶ。
口へと運んだ途端にステーキソースの洗礼を受ける。
肉をコーティングしたソースは肉汁と合わさることによって、味覚を刺激する。
そして肉を噛むことによってさらなるうまみを内包した肉汁の奔流を発生させる。
その肉は柔らかく簡単にかみ切れてしまう。それでも奥歯で噛みしめると踊るような弾力があった。
その触感は神経を伝わって脳を震わせる。
その頃湧き出した肉汁は口内を覆いつくし、するりと肉を胃へと落としていった。

それなのにも関わらず口内にはいまだに肉の触感の余韻を残している。
胃は歓喜に満ち、さらなる獲物を求める。

菜帆「……ああ」

菜帆(……しあわせ)

菜帆の幸福度は上昇を続ける。
もはや手は止まらない。
下品にならないように、丁寧に、さらに口へと運んでいく。
菜帆は恍惚の表情を浮かべていた。




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