過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
1- 20
414: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/07/06(土) 00:33:49.55 ID:ESlJSvN70
取りあえず近くのカフェに入り、軽く話す。

「まさか奈緒に会えるとは思ってなかったよ。」

「まあ暇なときは出かけるからな…。一応悪人捜査も兼ねてるんだからな?…一応。」

「そっかーまぁ息抜きは大切だよ。」

「ところで…最近どうだ?一人暮らしって大変なんだろ?」

奈緒が問うのも無理はない。身内が一人もいない状況で成人にもなっていない少女が一人暮らしというのも大変なものである。

「うん、ちょっと大変だけど…取りあえず自分ができる事、やってみたかった事、限界までしてみたいの。だから今のところ保護とかは受けないつもり。」

「そっか。まぁ難しい事はよく分かんないけどさ、いざとなったらこっち来ればいいよ。…家族が増えるのは嬉しいし。」

(『家族』…奈緒にとっての家族。)

管理局から解放される前、自衛の為、一通り奈緒から能力の使い方は教わっていた。

エンヴィーの時は本能のままに動かせていたはずが、浄化された後は少し動かしにくくて。

『カースは感情で泥を動かすからドロドロのまま。アタシのは…動物のイメージで動かしているんだ。そうすると泥よりも固い武器になる。多分浄化前は無意識で出来たから苦労すると思うけど。』

加蓮は翼や槍や盾、それに蛇。それが一番やりやすかった。エンヴィーの時からそれらを使っていたからだろう。

その時にちょっと聞いたのは、奈緒は記憶を失っている事。きらりに浄化される以前の記憶がほとんどないそうだ。

…だから、彼女にとっての家族はネバーディスペアなのだ。3人には直接は言えないそうだが。

(…私にも奈緒にとってのネバーディスペアみたいな存在…きっとどこかにあるんだろうな。)

半分希望のようなものだけれど。それでも思ってしまった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/587.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice