過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
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◆zvY2y1UzWw
[sage saga]
2013/07/06(土) 00:35:41.81 ID:ESlJSvN70
「変わり者すぎて困るレベルだけどな…そっちは?」
「あたし?あたしは奈緒。加蓮の友達…だな。」
「奈緒さんなんか強そうだよねーよく分かんないけどそんな気がするの!」
あずきが何気なく言う。それに内心ビクリとした。勘がいいのだろうか。
「お前は初対面の相手に何言ってるんだ…。」
「んーでもあずきの『お仲間』ではないみたいだね。ちょっとさみしー…。」
その時、外の方が爆発するように騒がしくなった。外にここから見えるだけでも5体以上のカースが現れたのだ。
「逃げろ!カースが出た!急げ!」
一人の男がカフェの中の人々に避難を促す。
カフェの客たちは一目散に逃げ出す。良識のある客は料金を置いていったが、基本的にこういう時は食い逃げされやすい。
奈緒はすぐに店を飛び出し、電話を取り出して連絡を取った。…お金は一応席に置いておいた。
「…夏樹、カースが複数出た!…そっちにも!?あー…わかった。できる限りのことはする。5分待たなくていいか?…うん、ありがと!」
「奈緒待って!…どうしよう、奈緒行っちゃった…」
「…大丈夫なのか?…アイツが能力者でも最近のカースはヤバイって聞くぞ?」
それを聞いて思い出すのは先日、のあと共闘した時のカース。たしかに彼女の知っているカースより強かった。
「行かなきゃ、カース倒すの手伝わないと…!」
「…涼さん、あたしもお手伝いしていいかな?カースいっぱいいるよ?」
あずきが涼の手を引きながら言う。
「…あ〜!仕方ないな!ヒーローとかが来るまでだからな!あたし能力者だけどそこまで強くないからな!」
そう言って二人の手を引いて店から飛び出した。
そのそばに新たな核が生まれ落ちたのが同時でなければ恰好が付いたのに…。
「グオオオオオオオオオオオオオ!」
「イラツクゼエエエエエエエエエエエ!」
「嘘!こっちにも!?」
「邪魔しないで欲しいんだけどなー!昼間は本調子じゃないの!」
「今それを言うか!?タイミングが最悪すぎるだろ!」
取りあえず今は目の前のカースを倒すしかないようだ。
あずきがどこからか取り出した裁ち鋏を強化してカースを切り、投げつける。
それに涼が指示を出し、空中を泳ぐように巨大な鋏が舞う。それに続く様に加蓮も槍と盾を装備して空中へ舞い上がった。
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