過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
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◆cAx53OjAIrfz
[saga sage]
2013/07/08(月) 02:03:46.24 ID:Yz4ZaXw30
フレデリカ「ああいう色キチだの、嫉妬キチだのはいつまでも同じ所に立ち続けて何がしたいのかしら?そんなんだから、悪魔だの龍族だのは衰退するのよ」
千枝「え…えっと?」
フレデリカ「ああ、ごめんねこっちの話、取り敢えず自分が何をしたいのかっていうのは、ハッキリさせたほうがいいわ若人さん」
フレデリカ「その為には精一杯悩みなさいな、考えこみなさいな、そしてちゃんと遊んで、食べるもの食べて自分が本当だと思えることをしなさい」
千枝「…はい!」
フレデリカ「あっ、年取るとすぐ説教みたいになっちゃってごめんね、あ、オムライス来たから食べなさい、料金は私が払っておくから」
千枝「え、でも悪いです……」
フレデリカ「いいのいいのー、人生の先輩に頼るのも後輩の仕事よ、任せなさい」
千枝「…じゃあ分かりました、代わりに名前を教えてもらえますか?」
フレデリカ「アタシの名前は宮本フレデリカよ、多分この街をうろついてるから、また会えるかもねー」
そう言ってフレデリカはオムライスを口元に運ぶと、満足気に食べ始めた。
何となく大切なことのような、何かをはぐらかされたような気持ちになりながら、オムライスを食べた…美味しかった。
――――――――
フレデリカ「いやーごめんね!まさか、このお金が使えないんとは思わなかったんだー」
そう言って、ひらひらと明治通宝拾圓札を振る。
フレデリカ「まあいいや、記念品と思ってこの封筒ごと上げちゃう、どーせ他に宛はあるし」
そう言って何か言う前に、千枝のカバンにスルリと投げ入れてしまう、千枝はこの人に勝てないなぁと思いつつ、話を続ける。
千枝「いえ大丈夫です、それにこのウサギさんのお礼もまだでしたし」
フレデリカ「うーん……こういう時はこういうんだっけ、God speed youってね」
千枝「え、えっと意味は……」
少しフレデリカは考えた後、ニコリと笑うと千枝に向かって笑顔で言った。
フレデリカ「次に会う迄の宿題よ、精々気張りなさい若いの」
そう言うと、フレデリカは手を振って町中に消えていくのだった。
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