過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3
1- 20
971: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2013/07/11(木) 20:57:44.78 ID:Ttq3HsUK0
「その実をどうするつもり?」

「…お母さんの病気を治すのに必要なんです…!」

「すぐに出ていくからさ!見逃してよ!」

「ふぅん…」

正直どうでもよかったのですが…少しだけ、人間の文化に興味がありました。

「…一個でいいの?」

「へ?」

「一個で足りるのかって事。」

植物達も病気になるのです。進化した植物達は仲間の実を提供してもらい、食らう事で治療してきました。もちろん、一個では足りません。

しかし、少女たちはその重い実を一つしか持てなそうです。一人は剣を振る必要がありますから。

「どうせまた取りに来るんでしょ?そうだ、取引しようよ。」

少女たちは顔を見合わせました。

「毎日その実を一個あげるから、人間の事を教えてよ。」

悪い条件ではありません。少女たちは危険を冒す必要がなくなりますし、ユミも植物達を無意味に刺激しないで済みます。

その日は取りあえず見送り、翌日から植物達を大人しくさせて彼女達の為の道を作りました。

こうして、ユミは少女たちから知識を得たのです。

親友という大切な人の事。昔の人間と植物の関係。いろんな事を知りました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/587.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice