過去ログ - クリスタ「誰も私を知らない世界。」
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302: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 14:53:20.24 ID:jqOBWdBAO
キース「では、本日は立体機動のスピードを磨く訓練だ! 我々は今、森の入口に立っている! この森は南北に長く延びる地形をしており、我々がいま立っているのは北側の入り口だ!」
キース「貴様らには今からこの森へ入り、立体機動にて南側の出口まで駆け抜けてもらう! そして南側の出口に置かれている物資を携行し、再びここまで戻って来い!」
キース「目的を果たし素早く帰投する! これは全ての任務の基本だ! 故に、帰投した順位がそのまま成績に繋がる!」
303: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 14:54:16.50 ID:jqOBWdBAO
ざわざわざわ
コニー「な〜んだ。要するに立体機動版のかけっこじゃん。」
サシャ「楽しそうですね。」
304: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 14:54:50.09 ID:jqOBWdBAO
教官の号令を皮切りに、訓練兵たちは次々とアンカーを射出し、立体機動へと移っていった。
クリスタ(あ〜、ダメダメ! 訓練に集中しなきゃ! はい、考え事終了!)バシバシッ
305: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:01:23.59 ID:jqOBWdBAO
ユミル(レース結果がそのまま成績か。分かりやすくて結構なこった。どうせまたクリスタはケツの方だろうな。)
ユミル(テキトーに流しながらついてってやるか。っと、それで、肝心のクリスタはどこだ?)キョロキョロ
306: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:02:22.18 ID:jqOBWdBAO
ヒュン ヒュン ヒュン
クリスタ(やっぱり。あの立体機動の感覚はしっかり身体にも残ってる。)
307: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:03:31.77 ID:jqOBWdBAO
それを繰り返す事で、クリスタも知らず知らずの間に立体機動のスキルを向上させていたのである。
ビュンッ
308: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:05:14.03 ID:jqOBWdBAO
キース「第一位、ミカサ・アッカーマン! 第二位、ジャン・キルシュタイン! 第三位、ライナー・ブラウン! 第四位、ベルトルト・フーバー! 第五位、アニ・レオンハート! 第六位、」
キース「クリスタ・レンズ!」
309: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:06:07.40 ID:jqOBWdBAO
エレン「あぁ、驚いたぜ。視界の片隅に誰かがチラついたから見てみたらクリスタだったんだ。本気で引き離そうとしたんだけど、全然差が開かなくて。そうこうしてる内に僅差で負けちまった。」
アルミン「でも・・・なんでいきなりあんなに上達したんだろ・・・」
キース「尚、あれほど忠告したにも関わらずガスの吹かし過ぎで墜落したユミル・×××は失権とみなす! 貴様は営庭を30周してから兵舎へ帰れ!」
310: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:08:54.79 ID:jqOBWdBAO
クリスタ「べ、別にすごくなんか・・・」アセアセ
ミカサ「謙遜が過ぎる。たった一晩で別人のように成長した事がすごくない筈ない。」
クリスタ「エヘッ・・・ミカサみたいな実力者に言われると照れちゃうよ。」
311: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:09:59.32 ID:jqOBWdBAO
クリスタ「立体機動がすごく上手くなる夢を見たの。その夢の中で得た感覚を実践したらあんな風にできちゃった。」
サシャ「なんですかそれ・・・」
ミカサ「不思議な体験・・・」
312: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:10:50.63 ID:jqOBWdBAO
寮母「おかえり。訓練ご苦労さまだったね。」
サシャ「寮母さん。ただいまです。」
クリスタ「ただいま戻りました。」
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