過去ログ - クリスタ「誰も私を知らない世界。」
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315: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/05(金) 15:19:04.73 ID:jqOBWdBAO
クリスタ「ど、どんな伝言を・・・」

寮母「『兵舎の裏の丘で待ってる』って。そうだ、それから『約束を果たしにきた』って。」

クリスタ「約束?」

サシャ「そのお爺さんの特徴は?」

寮母「あぁ、ありゃ一度見たら忘れられない顔だね。」







寮母「なにせ顔一面傷だらけで、右目を失明してたんだから。」









気が付くとクリスタは走り出していた。

いつからだろう。

もう分からない。

駆け出す刹那、ミカサ、サシャ、寮母の三人が何か言っていたような気がする。

何と言っていただろう。

「どこへ行くの」だったか?

それももう分からない。

強いて分かろうとも思わなかった。

とにかく今はただ、走らなければならないのだから。

目の前に訓練所の裏門が迫ってきた。

普段は通用門として使用する事もないため、堅く施錠がされている。

だが、幸いにも先ほどの訓練で使用した立体機動装置を装着したままだった為、難なく飛び越える事ができた。




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