過去ログ - クリスタ「誰も私を知らない世界。」
↓ 1- 覧 板 20
48: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:32:25.75 ID:g75CBb1AO
体をくの字に曲げながら後ろへと倒れたスキンヘッドは後頭部をしたたか強打し、そのまま気を失った。
隻眼の少年「さて。憲兵に引き渡・・・・・・すのも面倒だな。このままにしておくか。」
49: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:33:32.65 ID:g75CBb1AO
“強い”というよりは“巧い”と言った方がしっくりくる。
そのあまりに鮮やかな技術にクリスタは圧倒されていた。
エレンと戦ったらどっちが強いだろう。
50: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:35:15.10 ID:g75CBb1AO
クリスタは差し出された手を掴み、立ち上がった。
クリスタ「助けてくれてありがとう。」ヨイショッ
51: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:35:43.03 ID:g75CBb1AO
この年代の若者がこれほどまでの格闘術を習得できる場所というと、クリスタには訓練兵団ぐらいしか思い付かなかった。
隻眼の少年「どこかへ行くつもりだったのか?」
52: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:36:18.73 ID:g75CBb1AO
当然ながら、行くあてなどないし帰る家もない。
かと言って、少年に全てを話す訳にもいかない。
未来からタイムスリップしてしまって困っているなどと話して、誰が信じるだろう。
53: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:37:26.21 ID:g75CBb1AO
使い慣れた偽名を名乗ろうとした刹那、思った。
偽名は必要ない。
なぜならここは過去の世界。
54: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/01(月) 23:38:30.10 ID:g75CBb1AO
今日はこの辺で打ち止めといたします。
ご支援下さった方々、ありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/02(火) 03:49:05.25 ID:8nO2nm7Co
誰も自分を知らない世界を望むとかモンスターのヨハンみたいだな
まぁ境遇を思えば無理からぬことだが
56: ◆51UnYd7yHM
2013/07/02(火) 12:38:25.25 ID:k7392AeAO
>>55
大袈裟でしたかねぇ?
クリスタのトラウマは単なる嫌な思い出ってだけじゃなくて、生き方の枷にまでなってるから、これぐらいの願望を持ってもおかしくないかなと思ったんですが。
57: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/07/02(火) 12:39:15.63 ID:k7392AeAO
―訓練兵舎 男子寮―
「記憶喪失・・・ですか。」
キュクロ「あぁ。」
331Res/184.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。