30: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:39:45.37 ID:bAq3pyUe0
僕は目を疑った。都市伝説は確かに存在しているのだと。
そして同時に考えた。つよくてニューゲームとは何か、と。
普通に考えれば前回の結果を残しスタートすることだろう。
そして表示されている「あと1回です」はどういう意味だ?
子供のような字で書かれているあたりが不気味だった。
僕が部屋に入った瞬間、後ろのドアは大きな音を立てて閉まった。
風だろうか。あり得ない。ここには風を通す窓すらないのだから。
ドアを開けようと半狂乱になりながらドアを押し、引いてもみた。
開かない。
閉じ込められた?まだだ。ドアはもう一つあったはずだ。
だが、そちらも開かない。出入りするならこの二つのはず。
どうしようもなくなり部屋に色が芽生えていたのに気付いた。
黒。
テレビの電源が落ちているのか?画面は黒く染まっていた。
ドアのサイズからどうやって運び込んだのかと思う大きさ。
唖然とする僕の視界に入ったのは、コントローラーだった。
この部屋にある、唯一のボタンを押した。
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