11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:18:38.19 ID:beAzPYdzo
P「ちひろさん、何するんですか」
ちひろ「ごめんなさい、すぐにプロデューサーさんを止める方法が、他になくて」
ちひろ「プロデューサーさん、それだけは、それだけは言っちゃ駄目です」
P「だって、この仕事がなければみくは」
ちひろ「それでも。それでも、です」
ちひろ「このお仕事を取ってきて、喜んでいたのは誰ですか。一番喜んでいたのは、誰だと思いますか」
P「そ、それは」
ちひろ「みくちゃんのお仕事が無くなってから、二人ともすごく落ち込んでて。こっちまで気が滅入りそうな毎日でした」
ちひろ「でも、プロデューサーさんがこのお仕事を取ってきたとき、事務所の中がすごく明るくなったんです! 昔みたいな、あの頃みたいな雰囲気になって、私だって、すごく嬉しかったんです。それを、それを」
P「……ごめんなさい、ちひろさん。俺、言いすぎました」
ちひろ「……私も、少し熱くなりすぎました、ごめんなさい」
こんなに感情的なちひろさんは、初めて見た。あのとても冷静で優しいちひろさんが、こんなに取り乱すなんて……
ちひろ「とりあえず、今日はもう休みましょう。アパートまで送りましょうか?」
P「いえ、大丈夫です。今ちひろさんに怒られて、少し落ち着きました」
それから少しして、二人は事務所を後にする。真っ暗になった事務所にいるのは、みくとイズコさんだけになった。
48Res/50.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。