14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:36:56.71 ID:EscDZziR0
  
  
 おじさんとおばさんが気遣うような表情に変わる。 
  
 申し訳なさと恥ずかしさで、一瞬言葉がでない。 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:38:41.19 ID:EscDZziR0
  
  
 昔はこんなことなかった。 
  
 ずっと綺麗な心でいられて、 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:39:15.28 ID:EscDZziR0
  
 私にお兄ちゃんはいないはずなんだけど、 
  
 なぜだかこの紙を見つけたときに胸が締め付けられるような気持ちになった。 
  
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:39:41.77 ID:EscDZziR0
  
  
 「……まり」 
  
 「陽毬」 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:40:07.79 ID:EscDZziR0
  
  
 「相手に謝りたいときは、ロールキャベツを作ればいいんだよ」 
  
 「ロールキャベツを好きなのは、あなたでしょう?」 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:41:02.03 ID:EscDZziR0
  
 ☆ 
  
  
 伸ばした手は、気づくと見慣れた天井に伸びていた。 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:41:29.93 ID:EscDZziR0
  
 ☆ 
  
  
 「陽毬ちゃーん」 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:41:57.78 ID:EscDZziR0
  
  
 「えっと……なんでそんなに大量のキャベツ?」 
  
 「たっくさん作るの。ロールキャベツ」 
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:42:24.53 ID:EscDZziR0
  
  
 「へえ。でもきっといい夢だったんじゃないの?」 
  
 「うん…たぶんね」 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:43:17.60 ID:EscDZziR0
  
 運命とか宿命とか、そんな大げさな言葉じゃなくても、 
  
 どうにもならないことは確かにこの世界にはあって、 
  
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/02(火) 23:45:13.31 ID:EscDZziR0
  
  
 「がんばるよ」 
  
 「私、がんばるから」 
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