過去ログ - 菫「ロリ宥は最高だな」 ゆう「ふぁ」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:54:23.98 ID:Amv3xG3So

暑い。冷静さを取り戻すのにつれ、わけのわからない状況にいらつきが募り始めた。

菫「どうって、そんなの」

 「私にはもう、頼れる方は弘世さんしかいらっしゃいません。見捨てられたら終わりです」

見た目に合わない言動が鼻につく。

菫「私と松実さんの繋がりは去年のインターハイで二度対局しただけだ。――正しくは四度だが、たったそれだけでこれから提示される証明が正しいかだなんて私にはわからない」

何をここまで意固地になっているのだろう。変に難しい言い回しまでして、自分のほうが餓鬼に感じた。

 「弘世菫さん、十八歳、白糸台高校卒業、身長170センチ、おでこににきびがある」

菫「!?っ」

 「インターハイの福与アナウンサーにつけられたあだ名は『シャープシューター』、」

菫「やめろっ!」

 「ひっ」

両肩を掴んで強引に引き剥がした。
ぼけた電灯の微光を少女の顔が照り返す。鼻水と涙でぐちょぐちょに汚れ、ときおりしゃくりあげながら菫の目をじっと見つめていた。
菫は鬼ではない。性善説を体現するような無垢でどうしようもなく純粋な瞳をした少女を前にして、既に決着は着いていた。

 「おねがい、助けて」

卑怯だ、こんなの。


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