過去ログ - エド「来いよド三流ッ!」 エレン「格の違いってやつを見せつけてやる!」
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2013/07/04(木) 16:25:01.99 ID:HyYf8/8Vo
パキパキと音を立て、瓦礫の山がその形を変える。
カルラおばさんを覆っていた材木はカルラおばさんを支える屋根となり、巨大な破片を持ち上げた。
カルラ「!?」
エレン「な、なんだ……?何が起きた……?」
ミカサ「わ、解らない……私の理解を超えた事象……!」
ハンネス「何をしたんだエド!?」
エド「……今はそんなことより、おばさんを助けるんだろ?」
ハンネス「あ、ああ、そうだった!カルラさん、立てるか?」
カルラ「いいえ、脚が……。ありがとう、エド」
エド「……おう」
錬金術の概念を、今ここで説明できる気はしない。
それに、これまでの生活で理解したことがある。
この世界に、錬金術は存在しない。
エレン「母さんを背負ってくれ!走るぞハンネスさん!」
ハンネス「っし……行くぞ、逃げろぉっ!」
ドシン、ドシン、ドシッドシッ
ミカサ「危ない!」
パァンッ
おばさんを背負いあげたハンネスさんに狙いを定めた巨人が、気持ちの悪いニヤケた顔で剛腕をふり抜いた。
ミカサが悲鳴をあげる中、青白い閃光に包まれた巨大な石柱が巨人を吹き飛ばした。
エド「ったく、時間稼ぎはハンネスさんがしてくれるんじゃなかったっけかな?」
ハンネス「うるせぇ!だが助かったぜエド!みんな、走れ!」
845年、シガンシナ区は壊滅した。
しかし俺たちはハンネスさんの助けもあり、ウォール・マリア内へと逃げ込み、巨人の恐怖から一時の休息を得ることとなった。
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