過去ログ - 唯「『女タラシの櫟井』」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/05(金) 23:30:55.23 ID:FAR6g8vto
私は、瞬間的に彼女の今の状況を思考する。

きっと、トレーか何かにお菓子なんかをのせ、ここまで来るはずだ。

となると、両手がふさがっている。

ドアを開けるには、一度そのトレーをどこかに置く必要があるだろう。

こんな時、その手間を取らせないことが大切だ。


唯「よいしょ」ガチャッ

千穂「あっ……」
   「開けてくれてありがとう」

唯「……両手がふさがってるかなって思ってさ」
 「あ、おいしそうなクッキー」

千穂「そう……かな?」
   「でも、味は分からないよ?」

唯「まぁ、食べて見なくちゃわかんないよね」

唯「……相川さんの気持ちが詰まってるから」
 「それで十分おいしいだろうけどさ」

千穂「えっ?」カァッ

唯「あ、うん、ごめん。 独り言だから気にしないで?」

千穂「う、うん……」


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