29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/05(金) 23:55:15.68 ID:FAR6g8vto
唯「そうだったんだ」
「相川さんも食べてみなよ、美味しいから」
そう言って、私はクッキーを一枚つまんで、彼女に差し出す。
自分が作ったわけでもないのだが、この行為自体が重要なのだ。
千穂「えっ、あ、えっと」カァ
唯「ね、あーん」
千穂「あ……ぁー」
唯「ね、おいしいでしょ?」
千穂「うっ……うん……おいひい」
唯「心配なんて、いらなかったね?」
千穂「……そう、かも」
実際、彼女の作ったクッキーに対する評価はお世辞でもなんでもなかった。
私が作るよりも確実においしかったのだ。
……まぁ、同性としては悔しい部分もなかったとは言えないのだが。
彼女の笑顔を見ていると、そんなことはどうでもよくなってくるものだ。
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