87: ◆kki2TKFLsM[saga]
2013/07/11(木) 22:29:05.42 ID:FMopltmGo
長谷川ふみの場合――――――――――
……それから4日後くらいの夕方。
私は、先生から頼まれた仕事を終え
一人、放課後の廊下を歩いていた。
ゆずこや縁も、仕事を手伝うとは言ってくれたのだが
私が頼まれたことであったし
それに、たまには一人でいるのも良いかもな、なんて珍しいことを考えたため
(いつもならついひと肌が恋しくなってしまうのだ)
私は二人の協力を、気持ちだけ受け取るという形で断ったのだった。
西日の射す廊下は、どこか妖しい雰囲気を醸し出していた。
外から聞こえる運動部の騒がしい声が、より一層静かさを際立たせている。
窓に腕をかけ、外をのんびりと眺めていると
ふみ「……櫟井さん」
少し珍しい子に声をかけられた。
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