184:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:39:07.09 ID:VLHjsG1Fo
「まァ、こンぐらいが丁度イイだろォ。
誰かを失う人の痛みが分からねェお前にはな」
185:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:40:38.96 ID:VLHjsG1Fo
「オメデトウ、天井くンよォ！
冥土帰しの手にかかったら助かるかもしれねェぜ？
これで、明日を迎えることが出来る訳だァ！
一秒経ったら死体になるかもしれないスリリングな明日がなァ！」
186:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:41:12.24 ID:VLHjsG1Fo
しかし、天井は逆に戦慄した。
ここで病院に搬送され、一命を取り留めた先に待っているのは、
待っているのは両勢力に板挟みにされた挙句の死だ。
187:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:41:56.12 ID:VLHjsG1Fo
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188:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:42:24.40 ID:VLHjsG1Fo
「やっと目を覚ましたか空間掌握」
189:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:42:52.58 ID:VLHjsG1Fo
空間掌握にはその言葉の意味が分からない。
それでも、その男の言葉が見当違いなのは理解できた。
190:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:43:31.32 ID:VLHjsG1Fo
「重要性？ 何を言っているんだ貴様は。
アレはただの子供だろうが」
191:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:43:57.84 ID:VLHjsG1Fo
「そうか」
男は無表情のまま、注射針を空間掌握の首に突き刺した。
192:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:44:23.46 ID:VLHjsG1Fo
『様子はどうだね？』
193:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/07/11(木) 20:45:16.18 ID:VLHjsG1Fo
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八月三一日 午後九時半 とある歩道
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