810:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/08/31(土) 23:18:10.29 ID:O5eOUOH+o
「うふあはは、何ヒーロー気取ってんだよ化け物どもが。
今は必要とされてるけど、そうじゃなくなればたちまちエリスと同じ。
その身が朽ち果てるまで、ずっと傷つけられ続ける。
あなた達の身体と心はそれにどこまで耐えられるでしょうね?」
「テメェが心配する必要はねえ、そこで黙って眠ってろ」
笑い声を上げるシェリーに右手を堅く握りしめた上条が近づこうと
一歩踏み出した瞬間、ビュバン! と抜刀術のようにオイルパステルが地面に走る。
模様にも記号にも見える、科学では解析できない何かが
勢いよく次々と床に殴り書きされていく。
「な……くそ! 二体目を作る気か!?」
上条はシェリーの行動を止める為、上条は慌てて走り出すが
書き終わったといわんばかりにシェリーはオイルパステルを地面から離した。
「うふあはは、二体同時に操るなんざ出来る訳ねえだろうが。
大体、それが出来たら最初からエリスの軍団を作っているもの。
無理に二体目を作ろうとしても、形を維持できず崩れてしまうの」
徐々に自らとの距離を詰めてくる上条に対して
シェリーは、恐れるどころか更に獰猛な笑みを深めた。
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