834:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/08(日) 22:57:30.61 ID:OZMT5Ynco
(なら先に、アイツから殺しておくか)
真正面から勝てないのなら不意を狙えばいい。
その方法で数え切れない魔術師を破ったという実績が
超能力者相手に挑む勇気を少年に与えていた。
そして、風の流れが安定してきた途端
引き金は引かれ、その銃口が火花が噴き出す。
轟音と共に放たれた銃弾は、音速の三倍で空を引き裂き
風に流されながらも少女の元へ向かっていく。
放たれた弾丸は外れる事無く少女の心臓を射抜き
胸に風穴を開けられた体は力なく崩れ落ちるはずだ。
その少女が普通の人間であればの話だが
瞬間、バチッと少女の身体が帯電し始め
青白い輝きは、銃弾を呆気なく弾いた。
「んな!?」
思わず驚きの声を上げながら、少年はスコープ越しに見た。
不敵な笑みを浮かべながら、自身を睨みつける超能力者の顔を
937Res/462.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。