39: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:23:06.51 ID:Jw7ui/a30
結果としては敗退であった
だがみほ達が乗り込むW号戦車は複数の車輌を撃破し、敵隊長車ともギリギリまで渡り合った
バレー部が乗り込んだ八九式中戦車も、車輌が異なれば確実に敵を撃破できていた
ほか、大洗にとって成果と欠点が良く見えた試合であり、彼女たちにとって大きな収穫であった
なお、会長自ら提案した罰ゲームにより、全員町にてあんこう音頭を披露したという
40: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:23:57.28 ID:Jw7ui/a30
亜美「ごめんなさいね、本当はあなたたちが立派な戦車乗りになるのを見届けたかったのだけど」
桃「いえ、教官には様々なことを教えていただき、大変感謝しております」
柚子「お世話に……なりましたっ」
41: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:25:42.64 ID:Jw7ui/a30
桃「お前たち、本気か?」
柚子「考え直したほうがいいよ?」
杏「……」
42: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:26:08.69 ID:Jw7ui/a30
風紀委員の園みどり子は声を荒げる
みどり子「あんたねえ!遊びじゃないのよ!」
麻子「へたくその癖に強がるな、そど子」
43: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:28:25.58 ID:Jw7ui/a30
杏「西住ちゃん、あたしは本当にみんなには戦車道を楽しんでもらうつもりだった。みんなを戦争に連れ出すつもりは無かった」
みほ「はい。会長のこと、すごく優しい人だってわかりましたから。最初は怖かったですけど」
沙織「横暴だって思ったよね〜」
44: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:29:20.92 ID:Jw7ui/a30
優花里「西住殿……」
みほ「?」
優花里「私は、去年の決勝戦を見ていました」
45: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:30:12.84 ID:Jw7ui/a30
本当は他のみんなには内緒にしておくつもりだった
戦地にみんなを引き連れて行くなんてもっての外だと
だが、思いつめたみほの様子をみた沙織たちは、別のルートから情報を聞き出す
そしてみほの力になりたい一心で、相談に乗り出したのであった
46: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:31:05.37 ID:Jw7ui/a30
その日、正式に大洗学園艦へ学兵招集令が掛かる
茨城は未だ戦火を逃れていることから大掛かりな徴兵は行われず、少数の選抜、および志願兵に限られることとなった
戦車道を履修していたものは全員志願となり、残りは後方での任務に従事するものとなった
半年の訓練の修了後、戦地へ赴き随伴歩兵やその他諸兵科と合流することとなる
47: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:32:21.48 ID:Jw7ui/a30
桃「今朝、本部より連絡があった。後日、士魂号Lが学園艦に届く。各チームは操縦に慣れておくようにとのことだ」
沙織「士魂号L?なにそれつよいの?」
優花里「AMTT519(L) 士魂号L型!フランス人の技師達によって作られた、120mm砲1門を回転砲塔に装備する装輪式中戦車です!主に市街地での戦闘を想定されており、路上での最高速度は時速90kmにもなります!射撃能力や防護力でこそ90式には及びませんが、出力は90式を超える2000馬力!車輪も前後4つは可動式で不整地でも走破性は高く、熊本ではこの士魂号Lが粘り強く戦ったことで、大変優秀な戦車と評価がなされているんですよ!」
48: ◆sHQ8Cu7iCY[sage saga]
2013/07/06(土) 03:33:04.85 ID:Jw7ui/a30
沙織「へ、へぇ〜そうなんだ……」
華「少なくとも、120mmという部分だけでも攻撃力は大幅に上がると見て良さそうですね」
麻子「スピードも出るし、履帯の破損の心配もなさそうだ」
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