149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/24(木) 15:32:52.53 ID:aPEj4/Cg0
あの時、アンチスキルの到着を待たなかった。
理由は、『少女を助けたいから』だった。心の内で思ったこと。
だがそれは上辺だけだった。
本当に心の中で、心の奥底で思ったことは違った。
ただ『あの場所にいるのが辛かった』というだけだ。
自分がやったことに恐怖を感じた。自分が導いた結果を見たくなかった。
だから少女だけ背負って、少年たちを見捨てた。
同じく重症。もしくはそれより酷い状況であったのに、アンチスキルに押し付けた。
自分がしたことだと理解したくなかったから。
あの時、上条は気づいた。
少年たちが少女にしたことは最低な行いだ。
あんなことを喜んでするなんて化物だと思う。
しかし
自分が少年たちに行ったことは彼らが少女に行ったコトよりも酷かった。
彼らより同等以上の行いをやってしまった。化物である彼ら以上に残虐な行為をしてしまった。
つまり自分の方が――――――――――――――
「化物じゃねぇか」
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