16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/06(土) 19:24:01.70 ID:hhtfiB8C0
「ほらっこれ飲みなさい。私のお気に入りだから」
「さんきゅ」
ポイと渡されたアルミ缶を上条は慌てて取る。ヤシの実サイダーというものらしい。
一口飲んで口から離す。
「やっぱおいしーわ、これ」
「悪いな。なんか、奢ってもらっちゃって」
「良いわよ。貧乏人から金せびる趣味ないし」
「言い返せねぇ……」
上条たちは公園に来ていた。なんでも御坂が話をしたいらしく立ち話もナンだということで
ここに来たのだ。しかし完全下校時刻が近いので長居は出来ない。
「で、御坂は俺になんの用だよ」
上条は御坂に聞く。言葉は悪いが何度無視(気づかなかっただけだが)されても話したい
理由があるらしい。
上条はどうせまたろくでもないことだろと思って聞いたのだが
御坂の態度がそういうものではない気づく。
「……」
「どうした? 御坂」
「アンタさ。体調悪い?」
突然の内容に若干うろたえながらも上条は答える。
「い、いや、ぜんぜん」
「ウソでしょ」
真剣な眼差しでそう聞かれて上条はたじろぐ。
いつものフザけた感じはない。とても真剣だった。
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