35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/09(火) 23:20:54.06 ID:9ALPomJq0
インデックスは答えない。無言のまま顔をゆっくりと上げる。
ひっと今度は上条が悲鳴を上げる。インデックスの可愛らしい顔は般若のようで
心なしか犬歯がドラキュラの牙のように長くなっている感じがする。
とりあえず、なんか言わなきゃヤバイと結論に至った上条は思ったことを口に出す。
「お、おはよう。き、今日も元気だなインデックスは」
沈黙。上条の声が虚しく、拡散する。
「とぉぉぉぉぉおおまぁぁぁぁぁああああッッ!!!!」
「いやだぁぁああああぁぁぁぁぁぁっぁぁあ」
情けない声を上げながら、上条は朝を迎えた。
しかしこれは不幸でもなんでもない、自業自得である。
「ぎゃぁぁっぁぁああああ!!!!」
「ゆるさないんだよぉぉぉぉお」
頭から変な音がミシミシ聞こえる。
昨日の噛み付きの三倍ぐらいの力だろう。
ガリっと頭の何か大事な部分が噛み切られたような感じがした上条。
貧血のように目の前がだんだんと暗くなっていく。
最後に聞こえたのはインデックスの猛獣のような唸り声だった。
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