38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/09(火) 23:22:38.63 ID:9ALPomJq0
「分かった……約束するよ」
力強く宣言して上条は小指を差し出す。こんな顔はもうさせられない。
「約束かも」
スッとインデックスが小指を差し出す。指先が少し震えている。
それを上条は強く掴む。心配すんなとでも言いたげに。
「行ってらっしゃい。とうま」
上条はインデックスの表情が少しだけ柔らかくなった気がした。
それを見て、今日はインデックスの好きなものでも作ってやろうと心に誓う。
「ああ、行ってくる」
バタンとドアが閉まる。その光景をインデックスは最後まで見つめる。
廊下は静まり、テレビの音だけがリビングを占めている。それが微かに廊下に漏れてくる。
『――――であるようです。また、アンチスキルは被害者の女生徒が
殺される寸前まで抵抗がなかったことに対して、何らかの能力で動きを
封じられた可能性があるという推測をしているようです』
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