4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/06(土) 18:35:09.96 ID:hhtfiB8C0
「ひぃっ、やめてくれぇぇぇぇえ」
「やめるわけねえだろーが。屑野郎」
日も落ち、街灯も切れかかった裏路地に二人の少年がいる。
一人は顔をくしゃくしゃに歪めながら懇願する少年、もう一人はまるで悪魔のような笑みを浮かべながら
今に目の前の敵を殺そうとしている少年。
「わ、悪かったっ!! もうしないから見逃してくれぇぇ!!」
「おいおいおい、今まで散々やってきた奴がそんなこと言うのかよ。
ハッ、笑えねーな」
「い、いやだっぁぁぁぁ!!」
悲痛な叫び声を上げながら逃げようとする少年を、慣れた手つきで捕まえ
首を強い力で掴む。
「……がっ……ぐがぁ……」
メキメキメキと鈍い音がする。首が締まっている音だ。
少年はその手を引き離そうともがくが、全て無意味に終わる。
「アハハハハッ、いい気味じゃねえーかッ!!」
「た…す……け……」
「今更、命乞いってか!? バカじゃねぇの!?」
「い………」
「ア゛ハハハハハッ!! じゃあな。化け物」
先ほどの音とは全く違う残虐な音が裏路地に響いた。
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