5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/06(土) 18:40:06.58 ID:hhtfiB8C0
「早くスーパーに行かないとヤバイぞ!、特売が終わっちまうっ!!」
上条当麻は走っていた。普段の場合は特売などは事前にチェックして
遅れることのないようにしている上条であったが、今日は担任の小萌先生から
『上条ちゃんは休みばっかりなので補修でーす』と突然、学校が終わって帰宅しようと
するちょうど間際に言われ、遅くまで居残っていた為である。
「ちくしょう。これで間に合わなかったら小萌先生恨むぞ……」
苦学生の上条にとってはタイムセールを逃すのは致命的なのだ。
それもこれも暴飲暴食シスターの食費と度重なる入院でもともと少ない奨学金の
大半をもってかれ、いろいろと節約しないと生活が危うくなるという状態であるためだ。
「はぁ…はぁ……タイムセール終了まであと二十分だ。これなら間に合うか!?」
(頼む!! 間に合ってくれ!!)
お買い得商品はほとんど売り切れだろうが、他のものは少しぐらい残っているだろうと
上条は僅かな希望を抱きつつ大通りを駆け抜ける。
「あれは……」
しばらく進むと交差点に差し掛かると人だかりができていた。野次馬の向こう側には
大勢のアンチスキルやらジャッジメントが忙しなく動いているのが見える。金属臭い匂いが辺りを漂っている。
(何が起きたんだ?)
上条は足を止め、最後尾にいた野次馬の少年に尋ねる。
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