過去ログ - 上条「異常だよ。この街は」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/13(土) 16:24:21.94 ID:9eajpPZa0





「上やん、ほんま大変やったなぁ」

「本当だよ……」

先ほどの騒ぎも落ち着き、授業が始まって暫くした後、
青髪がコソコソとそんなことを言う。

「本当、朝から大変でしたよ上条さんは……
 インデックスの奴め……本気で噛みやがって……」

「インデックス……?
 あのシスターのこと? 噛む?」

「そうだけど……? 何だよ」

「……シスター……噛む………幼女……外人……」

突然、青髪が神妙な表情になってブツブツと唱え始める。
なんだコイツ?などと思いながら上条は余裕でスルーする。

「いってぇ……深く噛みすぎだろ…はぁ……」

溜息を着きながら後頭部を掻く。インデックスに噛まれたところがチクリと痛む。
朝に比べて痛みは引いてきたが、それでもまだ痛い。

「カミやん……」

「ん、何?」

先程からブツブツと気持ち悪い感じだった青髪が
彼に似合わない怒りの篭った声で上条を呼ぶ。

「……また、またかカミやん……」

青髪の声にドスが混じる。目つきが鋭くなる。

「はっ……?」

突然の豹変に上条は驚く。上条はなぜ怒っているか分からない。

「また、あの銀髪碧眼まな板シスターとイチャついてたちゃうんの……?」

『学園都市は50年以上前に作られました。能力開発はその頃から
 行われており、約20年前には超能力者を生み出せ―――』

授業が続いているが関係なしに青髪は話を続ける。






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